3)2002年10月

前回の更新から、早2年がたってしまいました。え〜っ!2年もたってたの?自分ながら、びっくりしました。

水槽に何度となく入れたハナダイ達は、いつしか、必ず死んでしまいました。要するに、ハナダイは餌付きにくいというより、多量の餌が必要のようです。餌をあげてもあげても、どんどん痩せていきます。自然界のハナダイは、始終流れに向かって泳ぎながら静止し、流れてくるプランクトンを食べ続けているのでしょう。水槽の中では、飼い主があげたときしか餌はやってきません。でも、ハナダイは餌が流れてくると信じて死への泳ぎを続けているのです。それに気がついてから、としりんはハナダイを飼うことをやめてしまいました。

スズメダイの仲間は、その点流れに向かっていく習性はありません。流れが有ろうと、無かろうと、自分のエリアにいつづけます。ですので、流れがなければ彼らはあまり泳ぐ必要がないのです。
又、アポゴンの仲間も同様です。結局、生き残ったのは、カクレクマノミと、カウデリニイでした。

デバスズメは、昼の間は良いのですが、実はライブロックの下に、直径10cm近くあるカニが潜んでいます。小さい珊瑚など、ひっくりかえしてしまいます。デバスズメは、夜珊瑚のすきまで寝る習性があるので、寝込みを彼らに襲われるようです。いつのまにか、いなくなってしまい、死骸も残りません。

魚は、それ以外にアフリカンフレームバック、コーレタン、ロイヤルグラマ、スポッテドマンダリンです。彼らは、何かを食べているようで、大して餌をあげていないのに、けっこう太っています。

結局今までに生き残っている魚は、水槽に順応できた魚のようです。今の魚になってからは、既に半年間新たに魚を入れていませんが、全く落ちることがありません。逆に、魚を追加することが怖くなってしまいました。
今の水槽としては、たぶんちょうど良い魚の数なのではないでしょうか。まあ、全部安い魚なので、鑑賞価値は少ないですけどね。でも、最初から魚に値段がついているわけではないので、魚にしてみれば大きなお世話かもしれません。(^_^;

珊瑚も最近全く追加していません。のびるやつは、のばしっぱなし。おかげで珊瑚水槽としても、鑑賞価値の乏しいものです。おまけに、オバケハタゴを沖縄から買ってきたので、これによって水槽のバランスは最悪!ミドリイシは白化させるは珊瑚水槽愛好家であれば、目を疑う光景です。

それでも入れてしまって、後悔はしていません。カクレクマノミがとても喜んでいます。おまけに、産卵までしちゃいました。ミドリイシには悪いですが、まあ、許してください。
では、現在の水槽の様子です。

画像をクリックすると、大きな画像が見れます。(すみません、ブロードバンド向けです。)


水槽全景です。正面から見たところ 水槽の左側に鎮座いたしますハタゴです。もともときれいではなかったのが、光量が低い為にもっと汚くなってしまいました。後ろにあるミドリイシ(qnqnさんが、「としりん2号」と名付けてくれた親株です。)を攻撃しています。 このペアが(というより、最初はけんかばかりしていた)卵を産みました。としりんには、どうしようもなかったけど、目玉は確認しました。可愛そうなことをしたなあ。 こいつは、一番デカイ雌。掛け布団のように、ハタゴにくるまっています。 餌が絶対的に少ないと思うのですが、大して痩せもせず、元気なプテラポゴンカウディリニィ。4匹いるので、ペアになれば卵を産むはずなのですが、全くペアにならず。こいつが一番大きく、広い範囲を占領しています。
岩陰からチョロッと顔を出すロイヤルグラマ。こいつもけっこう太っています。 ライブロックから出てきたクサビライシ。最初は岩についていましたが、いつのまにかころげおちて、砂の上で成長しています。 水槽のガラス面についた石灰藻をバリバリ食べるガンガゼ。これも最初は2cmくらいの小さいものがライブロックについて来たようです。今では針迄入れると25cmくらいあります。 いつも泳ぎ回っては、苔やら、なんやらをついばんでいるアフリカンフレームバック。餌も食べますが、それほど沢山食べません。それでもなぜか太っています。 最初はかなり色がきれいだったのですが、そして、半分ぐらいの大きさだったのですが、おおきくなって、汚くなってしまいました。
水流用のPポンプをとりつけたアクリルです。ガラスをはさみこんで、ポンプをひっかける様にしています。(実用新案:ウソ) 四隅にPポンプをつけています。最初PHを使っていましたが、熱を考えると水面に出ている方が有利です。ためしに稼働中にPポンプにさわるとやけどします。 上から見たところ。 右側のPポンプ 左側のPポンプ
新たに設置した、H&Sスキマーと、ミニカル