海洋博公園は、とても広い。木々もたくさん植わっていて、駐車場から水族館への道はそれなりに距離はありましたが、気持ちの良い散歩になりました。ただ、時間はあまり猶予はありません。とうとう、見えてきました。水族館の入り口では、おおきなジンベイザメのオブジェが迎えてくれました。



それにしても、大きい。本物も、これに近いぐらい大きいのでしょうか?shunさんや、てつりんも待っているはずです。早く入らないと水族館が終わってしまいます。



美ら海水族館は、外壁や、内装に珊瑚岩を多く使っています。昔から沖縄は台風の被害が酷いこともあり、家の周りを珊瑚岩の石垣で固めていることは良く知られています。私は珊瑚を飼っているのですが、今ではライブロックという珊瑚岩を沖縄県外に持ち出すことは出来ません。ライブロックに限らず、珊瑚礁を形作る岩や砂も同様です。ところが、こんな膨大な珊瑚岩を見ていると何か違和感も感じてしまいました。

そんなことは、どうでもいいです。早くまずは入りましょう。順路にそっていくと、一番最後に巨大なジンベイ水槽を見ることになります。しかし、今回は時間がない。それに、ジンベイの餌付けショーは、もう30分位しかありません。てつりんや、shunさんも巨大水槽横の軽食コーナーで待っているそうです。我々は順路は無視して一目散に最下階へ急ぎました。一気に歩くと結構距離があります。急がなくては!

とうとう、最下階へつきました。軽食コーナーを探すと、居ました居ました!



shunさんと、オミさんです!
「おーい、ここだよー!」陽気なshunさんが声をかけてくれました。後ろには巨大水槽が見えています。
「わぁ、shunさんだぁ。」子供達は、shunさんとオミさんと、自宅の近くのお寿司屋さんで会ったことがあるので大喜びです。久々に会えたので、さっそくお話ししました。
「やっと会えたぁ。那覇からだと、遠いね〜。」
「どうやって来たの?」
「豊見城東道路を使ったんだよ。南風原南から沖縄道に入ったんだ。」
「ああ、それ知ってる。けっこう早く来れたんじゃない?」
「でも、あまり飛ばさなかったので1時間半ぐらいかかってしまった。ところで、てつりん達は?」
「水槽見ているよ。」
「え?てつりんもいるの?」
子供達は、前に家に遊びに来たてつりん達に会いたくて仕方がありません。軽食コーナーで素早く軽食を済ませました。もう、3時過ぎですが、何も食べていませんでしたから。



パパは、タコライスを食べました。久々だったので、美味しかった〜。



軽食コーナーの後ろには、凄い景色が広がっています!マンタの乱舞!

そろそろ、ジンベイザメの餌付けショーが始まってしまいます。巨大水槽のメインの場所へ移動しなくては!てつりん達もいるはずです。



ウォーッ!圧巻です!マンタがガンガン泳いでいます。餌付けの時間に近いことを察しているのでしょうか?魚たちが浮き足立っているように見えます。



凄い!目の前をマンタが通り過ぎていきます。



でたっ!!ジンベイザメです!入り口に有ったオブジェとそうかわらない大きさです。マンタが小さく見える!



いったい、何匹いるのでしょうか?4匹は確認しましたが・・・



そばに来ると、メチャメチャでかいです。



魚達が、にわかに激しく泳ぎ始めました。みんな上の方に近づいています。いよいよ餌付けでしょうか?アナウンスで、餌付けについて説明が始まりました。巨大水槽の前は異様な期待感と緊張感が走りました。と、突然!



ブワッ!と白い物が蒔かれました。瞬間、ジンベイが乱舞します!何か起こったのか、良くわかりません。魚が狂ったように激しく泳いでいます!そうです!ジンベイザメが、蒔かれた大量のアミを補食しているのです。



なな、なんと、ジンベイザメが水槽内でまっすぐになりました!あのデカイ体を立てて、水面近くに口がくるようにしているのです!大きな口をガバッとあけて水や空気ごとアミを体の中に吸引する感じで食べているのです。

今まで、飼育されているジンベイがこのようなスタイルを見せたことは無かったそうです。それは、ジンベイザメが直立できるような巨大な水槽で飼われたことが、今まで無かったからではないか、と解説されていました。つまり、自然界でもジンベイザメはこのように直立して補食をしていると考えられるそうです。



とうとう水槽は、白く濁ってきました。マンタも、ジンベイザメ同様水中のプランクトンを食べるので、この白いアミが好物のようです。魚たちも、おこぼれにあずかろうと必死に泳いでいました。

ひとしきりの興奮の後、てつりん達とも会うことが出来ました。後は、時間いっぱいまで上の方の水槽を見ることにしました。珊瑚水槽や、魚水槽がきれいでした。子供達も興味津々です。東京近辺にもいくつかの水族館はありますが、美ら海水族館はやはり本場だけあってひと味違う雰囲気でした。

タッチプールもあり、子供達は楽しんでいました。



ナマコやヒトデ、ウニ、タコノマクラなどが並んできます。弱ってしまうので水から上げないように言われているのに、全く聞いていません。困ったものです。

しばらく見学していると、すぐにも閉館の時間になってしまいました。無理をして那覇から沖縄本島を縦断しましたが、がんばって来てみて良かったです。後はホテルへ向かいます。shunさんや、てつりん達も一緒に来てくれるそうです。





(作成中)

初日1 本島縦断大移動