3)サンプエンビ管溶接&メタハラ設置

去年から懸案となっていた、メタハラ設置をおこなうことになりました。インターネットで知り合った、長沼さんが、工事用メタハラダウンライトを、アングルで組んだフレームにとりつけ、2灯のメタハラをシステムライトのようにつりさげるものを考案したそうなので、いろいろと打ち合わせて構成してもらい、設置することになりました。

長沼さんは、工事を専門とされていることもあって、器具の取り付けなどの腕前がすごいという噂です。今日は、それを目のあたりにすることができます。

さて、メタハラを設置する前に、サンプにエンビソケットを溶接することになりました。

今回、サンプは安い 900mm × 450mm × 450mm のアクリル水槽を用いることにしました。水槽として使うにはかなり心配なものですが、とりあえずサンプなら良いでしょう。水漏れはさすがにないと信じたいです。接着部を見ると気泡があり、品質は悪いです。

ただ、これは単なる水槽ですので、サンプにするための排水穴がありません。水揚げを水中ポンプで行う場合は特に排水穴はなくてもかまいませんが、今回は横置きのマグネットポンプを使う予定なので、排水穴をあけ、これに配管する必要があります。

管は、ポンプの口径から、VP20 をつかうのでアクリル水槽に穴をあけ、VP20 用のソケットをエンビ溶接するのが一番安心です。

もちろん、私にはできませんが、長沼さんはエンビ溶接のプロという噂を聞きお願いしてみたのです。親切にも、やっていただけるということです。今回は、エンビ溶接も見学できます!

うわさでは聞いていたのですが、実際にエンビ溶接する為の機械を見るのは初めてです。



ドライヤーのお化けのようなもで、先が細く絞ってあります。これでエンビ溶接用の溶接材を対象物に押しつけた状態で高温の空気をふきつけ、溶接していきます。一発勝負なので、失敗はゆるされません。しかし、難なく溶接して頂き、サンプは無事完成しました。



水槽台の下にいれたところです。

さて、いよいよメタハラの設置です。

材料は、
オーデリックダウンライト メタルハライド用 2個
USHIO 1000K 250W メタルハライド球 アクア用 2個
安定器 1000K 250W 2個
アングル材によるフレーム (ブラウン色)
配線用電線
ワイヤーつるし金具付き 4個(のち、6個に変更)
ダウンライト取り付け用穴開け加工済みの板 2枚
上記の部品をくみたて、配線して頂きました。



天井には、最初からメタハラをつるす予定で補強がしてあり、これにクローゼット用のパイプを取り付けてありました。ここにメタハラをとりつけます。



取り付け完了です。ワイヤーロープによって、高さ調整ができるようになっています。この写真では4本のワイヤーで釣っていますが、高さ調整が意外と難しいため、後に2本のワイヤーを加え、天井からは2本、そこからまた2本分岐して、フレームを釣るかたちに変更しました。

この10000K 250W 用の安定器は、すごい大きさです。たぶん、熱もかなり出るはずです。冬は暖房代わりになるでしょうが、夏は室温上昇につながります。そこで、家の外に設置することにしました。



長さは 60cm ぐらいあり、かなり大きいものです。室内では、目立ってしまいあまり好ましくありません。
点灯テストを行い、終了したときには、あたりは真っ暗になっていました。

長沼さん、そしてお手伝いしていただいた椙岡さん、お疲れさまでした。


さて、メタハラですが、もう一度、少し詳しく見てみたいと思います。

まず、横からから見たところ。

 

なんか、バケツみたいですね。
ダウンライトなので、天井内部にかくれるはずのところになります。体裁は考えられていないのはしかたがありません。フレームは塗装が施されており、これをワイヤーで吊っています。最初は、4本のワイヤーで吊っていましたが、高さ調整がむずかしいので、今は6本のワイヤーで吊っています。単なる高さ調整の場合は、上の2本のワイヤーで調整します。

次に、下から見たところです。



下から見たところは、ちゃんとしてますね。内側は、反射板になっており、表面はガラスでカバーされています。UVカットガラスではないようです。

最後に、点灯したところ。



なかなか、きれいな光です。さすが、10000K ですね。

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