Chapter 2 サイパンでの楽しみ


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さて、翌日になって、さっそく PIC で遊ぶことにしました。ところが、なんと子供用の浅いプールは、工事中で使えない!仕方がないので持ってきたライフジャケットを着せ、2才の子供はピングー浮き輪でぷかぷか状態。まあ、なんとか楽しんだようです。

PIC のプールは、子供用の他に、通常の25mプールと、川のように流れるプールがあり、流れるプールでは備え付けの浮き輪に乗って、プカプカと一周十五分程度でまわることができます。速い流れや、ゆっくりした所などがあり、大人でも楽しめます。子供たちは、大喜びでした。



その日は、殆どをプールで過ごしましたが、パパは海の中も興味があったので、PIC の庭に面している海岸でシュノーケリングをしてみました。PIC では、若干カヌーをしている人がいるだけで、海で泳いでいる人は殆ど居ません。そのせいか、海はとてもきれいでした。

サイパンの海岸は、大体遠浅で、PIC の海岸は藻場になっており、クロナマコがそこらじゅうにいます。大きさも30cmくらいはゆうにあります。これらが海をきれいにしてくれているのでしょう。海については、「Chapter 4 サイパンの海」で述べたいと思います。

(2)

3日目は、お待ちかねのマニャガハ島です。多くのツアーでも、必ずツアーコースに入っており、バスと大型遊覧船、その他オプショナルイベントが用意されています。シュノーケリングはもとより、パラセイリング、バナナボート、シーウォーカーなどのスポーツが楽しめます。このへんについては、他の専門の資料に詳しく述べられているでしょう。

我々は、子供たちが小さいので、上記のスポーツは、全てできません。それに、子供たちに海を見せるのが本当の目的ですし、又炎天下で幼児を長時間さらすことも良くありません。ツアーの多くはいろいろなツアーの中に組み込まれていたり、忙しいことが多いので、オプショナルツアーは避けることにしました。

そういう我々に貴重な情報を提供してくれたのが、前述の カントリーハウス の掲示板です。よけいな出費もふせぎ、それでいて楽しく手軽にマニャガハ島で遊ぶ方法を教えてくれました。

ポイントは、以下のようです。

 ○ 島までの往復は、シーウィンド のボートで行う
 ○ 現地では、魚に若干の餌をあげて、楽しむ。その為には、地元のスーパーで仕入れる。
 ○ 食べ物も、島に長時間いるわけではないので、スーパーで仕入れる。

ということで、前日にスーパーにいくことにしました。どこのスーパーが良いか?これも掲示板で教えてくれました。ジョーテンセンターです。サイパンでは、一番大きなスーパーで、地元の方が衣料品や、食料品を買いに来るようです。ビーチロードぞいで、看板があるので、すぐわかります。


ジョーテンセンターの看板 日本語まで書いてある!

かなり大きなスーパーで、価格も安いです。われわれは、ここで翌日のマニャガハ島の為に買いだしをしました。


かなりおおきなスーパー ただし、夜はへんなやつもいる。

なんでもあるので、ビールやら、ジュース、お菓子、餌付け用のパン、冷やすためのアイスボックス($3くらい)、タイワンバナナと、ぶどう。その他いろいろ買いました。

買い終わった頃には、うっすらと暗くなっていたのですが、多くの買い物をが入ったショッピングカートを車の後ろにつけてカギをあけていると、へんな男が車の後ろに立っています。

"What ?"
"I will help you to put stuff inito your car.!
"No, I don't need!"
"I was told by people of JOETEN.!"
うそ八百である。
"No, I don't need."
"Won't you pay tip for me?"
なにを馬鹿なことを。
"No!"
悪さをされるといやなので、早々と荷物を車に載せてそそくさとスーパーを後にしました。暗くなってきたら、やはり外出はしない方が賢明です。

さて、マニャガハ島へ行く当日は、買ってあったジプロックにホテルのアイスマシーンから氷をたっぷり入れ、アイスボックスに入れ、果物やら、ビールやら、ジュースを入れました。

又、シュノーケリングの為に日本から持ってきたマスク、小さいフィン、シュノーケルも持って行きました。荷物は多いですが、シーウィンドの方がホテルまで迎えに来てくれました。着いたところは、ハイヤットホテルの前のビーチです。俗に言う、マイクロビーチ。とてもすてきなところです。


シーウィンド ウィンドサーフィンなどを習うことができます。


シーウィンド の前に広がるマイクロビーチ

シーウィンドは、カントリーハウスのホームページに載っているウィンドサーフィンのスクールですが、マニャガハ島への送迎もやってくれます。ボートはスピードがあり、桟橋など行かなくても浜辺から乗って、10分ぐらいで島についてしまいます。値段も安いし、ボートそのものもけっこう楽しい。われわれは、ボートに乗って島に向かいました。


シーウィンドのボート 乗っている彼は、とても気さくな人


マニャガハ島に我々をおいて帰っていく 迎えに来てね〜

ボートでの約10分は、天気も良く、南の海を満喫することができました。ツアーですと、大きな遊覧船なので、時間もかなりかかります。こちらは、スピードボートですし、「海に来たぜ!」という気分にさせてくれます。子供たちも、ボートをけっこう楽しんでいました。

リーフを出ると、まもなくマニャガハ島が近づいてきます。


いかにもリゾートの島 遠浅のサンゴ礁にかこまれている

ボートは、すぐに島の桟橋につき、そこで入島料一人$5を払います。目の前は、すぐにビーチ。これまた典型的なリゾートビーチ。白い砂浜、エメラルドグリーンの海、椰子の木。


桟橋から、島を見る


ビーチはリゾート気分満点。ブイの内側で泳げます。

ビーチの前の海は島の風下になっているせいか、波もなく、静かです。



島の内側は、椰子などの南国の木々でいっぱいです。我々は子連れということもあり、島には3時間ほどしかいませんでした。島内には、レストランもあるらしく、歩いても一周15分くらいだそうです。

ただ、観光目的の島ですから、すべてについて高いようです。我々はタオルのみ、レンタルしました。一枚$5で借りれますが、プラス$5をデポジットし、返却時にこれは返してくれます。

マニャガハ島では、持ってきたビールとお菓子、タイワンバナナとぶどうを食べました。ぶどうはとてもあまくておいしい!タイワンバナナも、小さいのですが甘いです。消化も良いし、お勧め。$3のクーラーボックスも効果てき面。冷たいビールでパパは上機嫌になりました。

目の前のビーチは波もないので、シュノーケリングには最適です。おもむろに水中めがねで見ながら泳いでみると、口先のとんがったサヨリの仲間がたくさん表層を泳いでいます。パンをあげると、よってきます。また、ムラサメモンガラもいたるところに巣をつくっており、そばによってきます。クロナマコもいました。ただ、PIC の前の海岸と比べると、生物の種類や、量は少ない気がしました。観光客が多く訪れるのでしかたがないでしょう。

楽しく遊んでいると、3時間はすぐにすぎてしまいます。シーウィンドのボートがやってくる時間になりました。ビーチから桟橋まで大人なら2分くらい。幼児づれなので、5分くらいかかります。桟橋につくと、丁度ボートがやってきました。

ジリジリの焼ける日差しの中では、このぐらいの時間でも十分でした。大人だけのツアーでしたら、もっとながく島にいても良いかも知れません。

ボートに乗って、あっというまにマイクロビーチへ戻ってしまいました。マイクロビーチも、静かで良いビーチですね。次回は、ハイヤットか、第一ホテルに泊まるのも良いかも知れません。

最後に、シーウィンドの前で、優しいシーウィンドの冨田さんが記念撮影を撮ってくれました。


ちょっと名残惜しい私たち

翌日は、海底探検船と、ショッピングの予定です。



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